TIG溶接

配管溶接 TN-Pやり方 コツ

TN-P正攻法でやってみる。。。

固定管をやってみましょう!難易度はTIG溶接の試験の中では難しい方かと思いますが、半自動溶接の固定管に比べればかなり簡単です。。。理由は裏ビードの出しやすさ 欠陥が出にくいので楽な気分で溶接出来ます!

条件

開先角度30°~45°くらいが目安です。わたしは30°でやります、理由は開先を多く取ると多く盛らないといけないからです。。。

ルート面は1~2mmくらいがおすすめです。間隔は2.5mmくらい。仮止め時酸化に注意です。

溶接試験であれば裏ビードが出れば開先量や角度は何でもいいんですよ(笑)

一層目はワイヤー1.6mm二層仕上げで二層目は一層目の余盛りを見てワイヤー径を決めてください!私は1.2か1.6です。

一層二層共に電流80~100Aくらいでやります。

注意点

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間隔を結構開けているのでしっかりバックガスを溜めましょう!酸素濃度計があれば最高ですが、無い場合は勘しかないですね。。。とにかく時間をかけて溜めましょう!

ガスが溜まらないと酸化して花が咲き。。。残念ですが落ちます。ガスを溜める時のコツは開けた隙間をガスがある程度溜まるまで塞ぐことです。

 

一回ある程度溜まってしまえば間隔が開いていてもガスはかかります!一層目で若干黒くなっても酸化してなければ、バックガスを出しながら二層目を溶接すればキレイになるので気にしないで大丈夫です。

ガスの量は設備によって結構違いがでます。ガス圧は裏ビードの出方に結構違いがでますのでベストを見つけてください!

ガスを出しすぎるとプールが爆発したりえぐれたりします。

ガスを溜める蓋はアルミテープが間違いなく一番溜まります!

一層目溶接

ローリングが出来ればローリングで溶接するのが一番簡単でしょう。この溶接法は裏ビードが簡単に出ます!

ローリングが出来なければ軽くウィービングしながら溶接しましょう!

そして棒を入れる理想の位置は、開先の裏側辺りが一番理想的です。

気をつけなくてはいけないのが、変なところにワイヤーを入れると棒が残る事があります。。。

狙いが手前すぎると裏ビードがしっかり出ません。。。試験レベルであれば裏ビードが出てさえいれば受かると思いますが。。。

二層目溶接

一層目で裏ビードさえ出てしまえば好きなように盛ってください!ローリングでもウィービングでも何でもいいです。

ビードが少し汚いですが。。。

 

TN-P上手く出来ない人向けに

間隔を開けられない、ローリング出来ないなんて人はTN-Pは結構苦労すると思うので試験を簡単にパスする方法を紹介します。

開先45°、ルート面は1mmくらいとります。

そして間隔を開けずに突合せし仮止めします。裏の酸化に注意です。

バックガスのやり方、考え方は同じです。

ここからがコツです。

一層目は棒を入れずに80~100Aでともずけします。

そしてゆっくり溶接します。目安はプールが揺れるくらい。

そうすれば確実に裏ビードが出ます!これが出来ればもう合格です!

残りの横向きは悩む人ほとんどいないですよね。。。

一応参考に、、、

80~100A二層仕上げ。間隔開けている場合も考えは同じ。

間隔を開けない場合も、ともずけし二層仕上げです。。。

配管を極めるの相当難しいですが、TN-P試験を合格するだけなら結構簡単です。。。

 

 

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