溶接の原点被覆アーク溶接を覚えよう!
膝の手術から約五か月。。。膝のケガが大分良くなりリハビリついでに溶接をまた勉強出来るようになりました。。。
そしてなんと妻はTIG溶接以外も覚えたいと言ってくれどうせやるなら色々な溶接を覚えたいとヤル気を出してくれました!
それを聞いたオヤジは喜びそれなら溶接の原点からいこうかと早速準備を始めたのでした。。。
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被覆アーク溶接とは
溶極式アーク溶接法の一種です。被覆アーク溶接棒で溶接します。手棒溶接と言われたりします。溶接効率が他の溶接に比べ悪いので工場作業ではあまり被覆アーク溶接を使う事はないと思いますが現場ではまだまだ使われている溶接法です。現場で使用する理由はシールドガスを使用しないでいいのと比較的風に強いのが主な理由です。。。溶接というとまずイメージするのがこの溶接になるのかな?と思います。。。まさに溶接の原点です。
被覆アーク溶接まとめ
1.設備が小型、安価
2.被覆材から発生するガスにより、屋外でも良好なシールド性を確保
3.素材、構造によらず手軽に溶接可能。
まとめるとこんなところです
被覆アーク溶接棒種類
被覆アーク溶接の溶接棒は。大きく分けて低水素系と、そうではない非低水素系に分けることができます。金属心線に塗布してあるフラックスの種類により、系統別に分類されており、系統ごとに決まった名前がついています。非低水素系溶接棒のフラックスはいずれにしてもチタンを含んだフラックスです。低水素系の溶接棒は何となくアークスタートが不安定で、うまく溶接を開始するのが難しいですが溶接品質は一番良くなると思います。
被覆アーク溶接棒ごとの溶接感
イルミナイト系 日本で開発された物、アークが強いのが特徴
ライムチタニア系 汎用性がありもっとも販売されている。ホームセンターの溶接棒はこのタイプが多い
高酸化チタン系 アークがおとなしくビードの仕上がりがキレイ
低水素系 なんだかんだこれ使って溶接していればだいたい間違いない
知識が分かったところで溶接してみる。。。
まず使った溶接機はこれです!
あれ?TIG溶接機じゃんと思ったあなたに朗報?実はTIG溶接機は被覆アーク溶接が出来るんです!しかも一般的に被覆アーク溶接といえば交流の機械が多い中TIG溶接機は直流なので感電しにくいので安心なのです!個人的にスタート性も直流のほうがいいように感じます。。。TIG溶接機は一つで二役出来るのでいいですよ!
使う溶接棒はホームセンターで購入したこれ本当は低水素の溶接棒でうまくなって欲しいのですが、管理するのが面倒(湿気やすく乾燥機がいる)だし基本現場行かなきゃ被覆アーク溶接やらないと思うし感じを掴んでもらうのが目的なのでこの棒にしました。。。